お久しぶりになってしまいました。
レコーディングのプロジェクトが終わり、一息ついているところです。
日本を代表するヴィオラ・ダ・ガンバ奏者、福澤宏さんの初ソロCDに参加させて頂き、リュートの野入志津子さん、ヴィオラ・ダ・ガンバの武澤秀平さんという素晴らしい演奏家たちとともに、マラン・マレのヴィオール曲集を録音しました。
実は私、学生時代ずっとガンバを副科で弾いていたのです。
ガンバの魅力に心底とりつかれて、チェンバロの師匠に呆れられながらも毎年履修を更新し、大学院を出るまで5年間続けました。
そして、その間ずっと面倒を見て下さり、チェンバロ弾き見習いとして足掻き続ける私にたくさんの道と、光と、彩を与えて下さった恩師が、福澤さんです。
慈しみ深く包み込むような福澤さんのソロ、魔法のようにたちのぼる野入さんのリュート、思いやりに満ちた武澤さんのコンティヌオ、そして、ときを忘れるほどに優しく美しいマレの音楽。。
心から、幸せな時間でした。
CDは来年2~3月頃に発売予定です。
コンサートもあわせて企画できると思います。
どうぞ、お楽しみに!