あっという間に10月も下旬。
<ひとり琴>まで、あと11日となりました♪
今回チラシに使ったこの楽譜、J.S.バッハ《無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ》第2番のシャコンヌ、バッハの自筆譜です。
この名曲を自分の楽器でも弾きたい!と、これまであらゆる演奏家が鍵盤用に編曲してきました。
私はこれまで、編曲ってあまり好きではありませんでした。
作曲家が一番望んだ姿で書いたであろうベストな状態の作品を、わざわざ他の楽器用に書き換えて弾くことに、魅力を感じなかったのです。
ヴァイオリンで聴くこのシャコンヌは、壮絶に美しくてかっこいいし。
しかし今回、オスティナート・バスをテーマに据えたプログラミングに取り掛かったとき、気持ちがふわっと変わりました。
どうせなら、誰もが知っているこの超大な有名曲を、自分の手で自分の音楽にしてみよう!
そして、手探りながら一音ずつ、真っ白な五線紙に音符を紡いでいきました。
今回の<ひとり琴>でお届けするのは、いまの私が想うシャコンヌです。
数年後、数十年後には、また違う形に変化しているかも。
その時はまた、少しずつ書き足して、書き換えて、ますますこの曲を好きになっていくだろうなと思います。
そんなわけで、一期一会です。
ぜひ聴いて下さい(*^ ^*)
(おかげさまで残席僅少です!)