2016年

6月

29日

木のまちで

少し時間があいてしまいました〜(>_<;)

今月は諸々のお仕事で新しい曲との出会いがとっても多く、長短様々、なんと50曲以上…!

尽きることのない幸せです。

 

刺激的な6月、あれよあれよと過ぎまして。。

 

そんな中、今日はまたちょっと違った素敵な出会いがありました。

チェンバロという、手づくりの温かみが満ち満ちた楽器、もちろん素材は「木」です。

新しいチェンバロをつくるには、まず木材を探し出して手に入れて、そこからがスタート。

そのワクワクの探検に久しぶりにお供させて頂き、木のまち新木場へ行ってきました。

 

出会ったのは、素晴らしく美しい木目と私好みの色合いを兼ね備え、しかもほのかに良い香りがする(あとで調べたら希少な香木なんだとか)、不思議な魅力を放っていたこの木材!

初めて聞く名前の木で、なんだっけ・・・忘れちゃった。。

 

これは・・・!と思う「木材と出会う」経験なんて、生まれて初めて。

それってきっと一期一会で、特にこういう珍しい木は次いつ会えるか分からないということで、大切に持ち帰りました(製作家が)。

これを次の新作楽器に使ってもらえるはず♪

 

そして、バチッと目が合ってしまった、ブナの小さなたまごちゃん。

加工の際にたまたま浮き出たのであろうこの垂れ目顔がどうにもこうにも可愛らしくって、友達にすることに(*^-^*)

 

楽器の世界では大型の部類に入る鍵盤楽器でありながら、こうやって製作過程をとても身近に感じることのできる、私の愛する楽器、チェンバロ。

また新しいドキドキが待っています!

 

2016年

6月

09日

cembalorgan大解剖!

Collegium Musicale 第1回公演@みなとみらい小ホール、無事終了しました!

たくさんの御来場と御声援、いっぱいの笑顔と拍手を、本当にありがとうございました!

 

今回はプログラムの半分が初めましての曲、器楽メンバーも半数は初共演、連日のリハーサルがワクワクの連続で、結果的に本番ではとても温かみのある深い集中力が生まれたように思います。

全員の気が集まる場所、舞台の中央で弾けて、幸せでした。

 

私の今回の目玉はやはりこちら、チェンバロとオルガンの合体&同時通奏低音!

戦闘力倍増という感じでしたね〜。

上から見下ろすとこんな状態でした。

オルガニストは見慣れていらっしゃるのでしょうが、チェンバリストはやっぱり3段鍵盤はテンション上がっちゃいます☆

リハーサルを進めながらどの段の鍵盤を使うか(または両方同時に使うか!)を考えて決めていき、楽譜にアイデアを書いたり消したり、、本番中は諸々のストップ操作も忙しくて、日頃使わない頭がフル回転でした(>_<;)

さて、この合体のヒミツを公開しますよっ↓

簡単そうに見えますが、実はとっても良く考えられた素晴らしい仕組み!!

製作家&調律師のオルガン木村さんとチェンバロ加屋野さんが、客席からは見えない細かいところまで気を配り、隅々まで丁寧に計画を練って、最も心地良い状態で演奏できるように万事調えて下さいました。

スタッフの方々がこうやって支えて下さって初めて舞台に立てるのです。感謝。


次回、Collegium Musicale 第2回公演は、2017年1月13日(金)、北ドイツの合唱作品が中心のプログラムになるようです。

ぜひ、ご期待ください!

 

2016年

6月

05日

お知らせふたつ♪

東京もとうとう梅雨入り、ちょっと情緒不安定な空模様・・・。

この季節の楽しみはなんといっても、道端に花開く紫陽花☆

カタツムリがそこにちょこんと乗っかっていてくれるとさらに幸せな可愛らしさなのですが、なかなか出会えないなぁ。。

お知らせひとつめ。

4月末に発売された参加CD《グリーンスリーヴス 〜 エターナル・リコーダー》が、今月号の『レコード芸術』において特選盤に選ばれました!!!

昨年発売の《マラン・マレ:ヴィオル曲集》に続いての特選盤、とっても嬉しいです!

どちらも本当に密度の濃いレコーディングを経験させていただき、素敵な作品に仕上がりました。

オススメです、ぜひぜひ聴いてくださいね^^

* CD情報のページはこちら *

お知らせふたつめ。

新しくスタートする「コレギウム・ムジカーレ」の第一回公演が、今週水曜日に迫ってきました!

文句なくかっこいいヘンデルの合唱曲《Dixit Dominus》をメインに据えて、バッハ一族の作曲家の中でも割と有名な、しかしあまり取り上げられることの多くないヨハン・クリストフ・バッハとヨハン・ミヒャエル・バッハの洗練された美しい合唱曲、J.S.バッハの次男カール・フィリップ・エマヌエル・バッハの、新時代の風が吹き抜けるモテット、そしてヘンデルの輝かしい魅力満載のソナタ!

少人数ならではの凝縮された音楽をお届けしたいと思います。

6月8日(水)19時開演 於:みなとみらい小ホール

ちなみに今回は、チェンバロとオルガンの二刀流!二鍵流?いや、チェンバロは鍵盤2段あるから三鍵流・・・

頑張ります(>_<;;)

チケットまだございますので、どうぞいらしてください!

演奏会情報のページはこちら

 

では、リハーサルに行ってきます!