2016年

11月

24日

追記

楽器誕生までのダイジェストを、《ひとり琴》のアンコールで演奏したJ.ダウランドの「涙のパヴァーヌ」にのせてお送りします。

スマートフォンでの撮影なので、実際の楽器の音色より少し平べったくなってしまっていますが、会場の雰囲気あわせて、どうぞお楽しみください♪

    楽器製作裏話 

ぜひこの先も多くの方に弾いていただいて、どんどん素敵に育っていきますように☆

アトリエ響樹にてレンタル受付中!


2016年

11月

20日

ひとり琴 & エスプレッソ

《ひとり琴 参弦~心つまびく》たくさんの御来場と御声援を頂き、無事終了しました。

どうもありがとうございました!!!

今回のコンセプトにあわせて新たに楽器を生み出して下さった加屋野木山さんなくして、実現不可能な企画でした。

とても魅力的な楽器ができたので、ぜひ今後もたくさんの演奏家に弾いて育ててもらえるといいなぁと思っています。

音色の雰囲気や仕様など、近いうちに加屋野さんが詳しく公開されることと思います。

寒い一日で、前日までの秋晴れがウソのような雨降り・・・開演前に願いを込めて作った、てるてる坊主くん、がんばってくれました(*^-^*)


来年の《ひとり琴 四弦》は、10月末頃を考えております。

どうぞ御期待いただけますように♪

 そして、この前々日は、アンサンブル・エスプレッソの第26回演奏会でした。

今年も楽しかった!

ウッドブロックデビューもさせて頂きました☆

リズムセクションとしてのチェンバロパートをどんどん極めつつ?ある感じ(笑)

オーボエの宮川さんと柳瀬さんが担当される編曲がとにかく素敵で、一見不思議なこの編成が無限大に広がっていく感じがします。

来年の第27回演奏会は11月20日に決まりました~楽しみっ!

 

2016年

11月

13日

学会…!

ががが学会!(>_<)
そんなムズカシそうな世界はずっと見てみないふり?!をしてきましたが、ついに足を踏み入れてしまいました!
なんて、ただ演奏しにいっただけ・・・。
しかも全くつながりのない、科学の分野の研究者や企業の方々が集まる国際会議!

会場のロビーでポスターセッションというものが開かれていて、研究報告などがたくさん貼られている中を皆さんが議論しながら自由に見てまわってらしたので、どういう分野なんだろうと興味本位でのぞいてみたのですが、まっっったく1mmも意味がわからず瞬時に退散。。(-_-;)

コンサートはいわば余興のようなもので、正直音楽なんて、しかも馴染みの薄いであろう古楽器の演奏なんて興味を持って下さるのか不安だったのですが、皆さんがとても熱心に聴いて下さり、終演後に楽器をのぞきにいらした方々の目はきらきらしていて、好奇心探究心はどんな分野も関係なく熱いな!と嬉しい宵になりました♪

ヨーロッパ行き片道と同じくらいの往復時間でびゅんっびゅんっと日帰りでしたが、長野の高原の美しい紅葉と澄んだ空気をお土産に、「結局なんの学会だったんでしょうねぇ」「それが理解できるくらいなら音楽なんかやってないよねぇ」なんていう、気楽な演奏家の不思議な一日でした^^;

 

今週木曜の夜は、毎秋恒例アンサンブル・エスプレッソのコンサート!

今年もクラシックからジャズ、マーチ、タンゴ、映画音楽など、盛りだくさんのオジナルアレンジ曲を楽しくお届けしますよ~ぜひいらして下さいねっ(*^v^*)

そして、その2日後はついに《ひとり琴》です。

 

準備ラストスパート、がんばります!

 

2016年

11月

08日

恋をしている

全18回の長編連載となった楽器製作裏話も完結し、先日ついに、木太郎くんが私のところへやってきました!
これまでにも何度か、産まれたてのチェンバロを「弾き初めていく」機会に恵まれましたが、とにかく可愛くて嬉しくて仕方ないんです♪
弾く方がこうなら、つくる方はきっと、もっとだろうなぁ。
特に今回は、「これは・・・!」と思う木材に自ら出会うところから始まった、思い入れの深い楽器。
美しい、奇跡のような木目が広がります。
本当にほれぼれします。
そして、今回の《ひとり琴》コンセプトに合わせて研究を重ね生み出して下さった、リュートとチェンバロの魅力を見事に掛け合わせた、あたたかい音色とタッチ。
弾いていて心底幸せを感じる、楽器が私の音楽をひきだしてくれる、そう思わせてくれる楽器になりました。
11月19日まで、この楽器と真摯に向き合います。
さて、そんな中、先日はEnsemble 1623のみなさまと共に演奏会でした♪
ずっと弾きたかったブクステフーデの傑作、Membra Jesu Nostri、しみじみ沁み渡る、なんとも深みのある素晴らしい音楽でした。

魅力あふれる和声の運び方、声部の重なり方、透明感のある上品な旋律、リハから本番そして終わったあとも浸り続けています。

幸せなことに、2月12日にまたこの曲を弾く機会をいただきました。

1623の熱い演奏会を聴き逃した方は、ぜひ来年、志木へ!

そして、今回カップリング曲だったJ.C.F.バッハのWachet aufも名曲でした!

有名なコラールをここまで濃密に柔軟に広げられるのかと、本番弾きながら改めて感動しちゃったなぁ。

またこの曲もいつか弾きたいです(*^_^*)