2017年
8月
30日
水
昨年発売し御好評いただいたCD『グリーンスリーヴス エターナルリコーダー』のメンバーが再集結、CDの収録曲を含むプログラムでの演奏が叶いました♪
山岡(平尾)重治さんと竹山宏之さん、日本を代表する著名なリコーダー製作家のお二人が共同設計(バロック時代の製作家ブレッサンのモデル)しZEN-ONから発売される、新しいプラスチック製リコーダーのお披露目会という、とてもおめでたい場でした☆
(→ 製品紹介ページはこちら)
客席もスタッフも(演奏者側も)ほとんどがリコーダー関係者、なんだか新鮮で、その熱気にびっくり!
リハーサルでお会いするたびに、山岡さんはこの新しいリコーダー開発のことをたくさん話して下さり、実際の製作を担当する工場とのやり取りの繰り返し、延々続く微調整、プラスチックならではの難しさ・・・今まで全く知らなかった世界を垣間見ることができました。
古楽をメインにやっていると、いわゆる大量生産の楽器には縁がないと思っていましたが、こんな身近に。
その大量生産が軌道に乗るまで、裏ではこんなに苦労があって、専門家が心を込め時間をかけて開発していて、本当に多くの人の情熱がそれを可能にしているのだということを、今回、目の当たりにした想いです。
共演のリコーダー奏者の皆さんも、この新しいモデルを実際に演奏して、とても高く評価しておられました!
より質の高い、そして安価な楽器が、学校の現場や愛好家の方々の手元で大活躍していくんですね(*^^*)
私もこっそり購入して練習してみようかなぁ・・・。
発売が楽しみです!
ちなみに写真に写っているのは、奥の白黒の子たちがそのプラスチック製リコーダー、あとは全て手づくりの木製リコーダー、あと、マイクです(笑)
9/5 Duo Maris vol.6 キアーロスクーロII ことばの模倣 チケット発売中!!!
2017年
8月
27日
日
【当日の全演奏曲をお知らせします!】(★‥チェンバロソロ)
C.モンテヴェルディ:あの高慢な眼差しは
G.カッチーニ:甘いため息が
★ G.ピッキ:ハンガリー風パドアーナ
G.カッチーニ:愛しい人よ、私は去ろう
S.ディンディア:穏やかな西風は戻り
★ G.フレスコバルディ:チャッコーナに基づくパルティータ
S.ディンディア:私の涙に涙を流し
★ M.ロッシ:トッカータ第10番
C.モンテヴェルディ:どんな甘美さで
〜 ・ 〜 ・ 〜
★ L.ルッツァスキ:第4旋法のトッカータ
C.モンテヴェルディ:ああ、ぼくは倒れてしまう
★ G.ピッキ:パッサメッツォ
B.フェラーリ:彼女は私を愛していた&この刺すような棘は
★ G.フレスコバルディ:カンツォーナ第3番
B.フェラーリ:恋する男たちよ、教えてあげよう
書き出して曲数にびっくり…!笑
曲から曲へ、音楽が美しく繋がっていくように、プログラムを組みました。
光り輝く宝箱のような音楽の数々、どうぞお楽しみに♪
2017年
8月
21日
月
1986年にスタートし、山梨県の都留を舞台に毎年の夏を華やかに彩ってきた古楽の祭典《都留音楽祭》、今年の第31回をもってついに閉幕!
初めて参加してからちょうど10年、たくさんの素敵な出逢いがありました!
最後の想い出に撮っていただいた、アシスタントチェンバリストの集合写真。
様々な楽器や歌のレッスンを長年サポートして来られた、(左から)土居瑞穂さん、平野智美さん、戸崎廣乃さん、本当に尊敬する先輩チェンバリストの方々です。
講師コンサートの楽屋、レッスンの合間を縫って死守したお茶タイム、寝不足のガラガラ声でふらふら辿り着く朝食会場、日頃なかなかお会いできない先輩方とご一緒できるひとときが私にとっては貴重で幸せで、この毎年の「再会」がなくなってしまうのは寂しいな…。
〜 ♪ 〜 ♪ 〜
今年は最終回ということもあり、100名を超える受講生が集まりました!
そして鍵盤楽器は13台!
5日間毎朝、会場に一番乗りして全ての楽器を調律し、連日開かれるコンサートやワークショップのための準備とステマネをこなし、毎晩最後まで残って楽器のフタを閉めて下さった(そしてホテルで深夜までの宴会を毎晩主催された…)5名の調律師さんと、そんな濃密空間をまるっとサポートし続けて下さった素晴らしい運営&ホールスタッフの皆さんに、言い尽くせない感謝の気持ちでいっぱいです。
〜 ♪ 〜 ♪ 〜
あとこれ、ここ数年恒例(?)となった、楽譜販売アカデミアミュージックのKさんによる、才能溢れるホワイトボードイラスト!
今年のは、すごかった。
都留の大きなお祭り「八朔祭」の屋台を、繊細なタッチで描き上げた、制作期間5日の超力作!
(右下のゆるい福助と、ちょっとした諸々は、あき時間を持て余した私が描きました…^^;)
さらに最終日にミラクル、帰りの車で偶然通った道に、なんと八朔屋台の展示場が!!
少しずつ形になっていく絵を見て、最後に本物を見るという、スペシャル体験でした〜☆
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予想外に涼しかった都留から帰ってきた途端、暑い夏に逆戻りですが、気持ちを切り替えてこれから9月5日のDuo Maris vol.6 に向けてラストスパート!
万里亜&万里で、今回も素敵な音楽空間をお届けできるよう頑張ります!
たくさんの御来場を心からお待ちしております(*^-^*)
2017年
8月
08日
火
今年もチェンバロソロの演奏会シリーズ<ひとり琴>の季節がやってまいりました!
シリーズ4回目、四弦のテーマは、BACH。
多くの音楽家を輩出したバッハ一族の、最も有名な一人とその息子たちの物語を、時代の移り変わりを感じながら、音楽でひもときます。
日曜の昼下がり、日常の中のささやかな非日常へ…
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<ひとり琴 四弦 BACH>
2017年10月29日(日)13時/16時開演(2回公演・同プログラム)
於:Gallery鶉(目白) 全席自由3,000円(学生2,000円)
♪ J.C.F.バッハ:「ああ、お母さん聞いて」による18の変奏曲
♪ C.P.E.バッハ:プロイセン・ソナタ 第2番
♪ J.C.バッハ:B-A-C-Hによるフーガ
♪ J.S.バッハ:フランス組曲 第4番、トッカータ ニ長調
お申し込み・お問い合わせ
・勾玉音℃ magatamary@gmail.com
・当ホームページお問い合わせ欄
・東京古典楽器センター 03-3952-5515(←9月以降を予定)
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窓の外に広がる中庭の木々と秋の穏やかな風を、皆様と共にゆっくりと楽しめますように♪
御来場お待ちしております!
山縣万里
2017年
8月
03日
木
ふしぎな天気が続きますね…冬生まれの私としては夏の涼風は嬉しいんだけれど、、明後日からは「暑いまち熊谷」でお仕事なので頑張らなきゃ。。
先日とっても可愛らしいお菓子をいただきました!
子供の頃は良さが全くわからなかった落雁、大人になってから大好きになったもののひとつです。
口の中でほんわか溶ける優しい甘さ、季節を感じさせてくれるいろいろな形、情緒、素敵な日本のお菓子。
伝統的な青海波の美しさとユニークな小さな貝たち、夏って、暑苦しい辛い季節ではなくて、ほんとは爽やかで明るくてリズミックな、魅力的なとき!
ポリフォニー×ディミニューション、本当にたくさんの御来場ありがとうございました!
尊敬する後輩のひとり、若きリコーダー奏者&音楽学者菅沼起一くんの、全身全霊を込めた企画でした。
リハーサルから本番までの濃密な日々、彼の情熱に触発され、たくさんの刺激をいただき、ちょっと錆びかけていた引き出しをいろいろと開けてもらった気持ちです。
お客様にも様々な視点・尺度で楽しんで頂けたかなと。
9/5のDuo Marisと10/2の通奏低音組合で、また近江楽堂で弾かせていただきます。
そして、間もなく今年のひとり琴の詳細を発表いたします!(もうすぐチラシが完成予定…!)